「ワールドカップ・カタール2022」は5都市・8会場で開催

「ワールドカップ・カタール2022」は5都市・8会場で開催 フットボール・ゲームズ

ワールドカップ・カタール2022は、ルサイル、アル・ホール、ドーハ、アッ=ライヤーン、アル=ワクラの5都市にある8つの競技場で実施。

それぞれのスタジアムにカタールの歴史や文化を見ることができて興味深い。また、環境への配慮もなされている。

ドーハにある「スタジアム974」はワールドカップのために建設され、本大会後に解体されて部材は再利用される。本大会の試合を仮設スタジアムで開催するのはワールドカップ史上初のことだ。

ワールドカップでは開催国のインフラ整備が進むと言われているが、カタールの人口は約250万人で本大会後にスタジアムが余剰になるという判断だろう。

歴代のワールドカップと比較しても各スタジアムの距離が近く、移動は比較的容易だ。カタールはワールドカップが開催される国で史上最も国土の面積が小さい。

ワールドカップ2022に向けて、8つの競技場は全て新たに建設あるいは改修された。夏季のカタールの気候は、屋外での作業には苛烈を極める。本大会を成功させるために、実に多くの労働者が長期間にわたり粉骨砕身、プロジェクトに従事した。これらの素晴らしいスタジアムは、多くの人々の血と汗の結晶だということを忘れることがあってはならないだろう。

目次

開催都市:
試合会場:
アル・ホール(アル・バイト・スタジアム)
ルサイル(ルサイル・アイコニック・スタジアム)
ドーハ(スタジアム974)
ドーハ(アル・トゥマーマ・スタジアム)
アッ=ライヤーン(アフメド・ビン=アリー・スタジアム)
アッ=ライヤーン(エデュケーション・シティ・スタジアム)
アッ=ライヤーン(ハリーファ国際スタジアム)
アル=ワクラ(アル・ジャヌーブ・スタジアム)
著者:

https://www.youtube.com/watch?v=8Mc9RGRIi9s
https://www.youtube.com/watch?v=rkxsrTYo6PQ
https://www.youtube.com/watch?v=oFaNgq4OfNw
https://www.youtube.com/watch?v=sUCOj1T5KpA
https://www.youtube.com/watch?v=Fbrjh4ErPM0
https://www.youtube.com/watch?v=pJ9uMwHAaow
https://www.youtube.com/watch?v=myDisi_sl0Q
https://www.youtube.com/watch?v=lzk_r1vcLQc

開催都市:

ルサイル、アル・ホール、ドーハ、アッ=ライヤーン、アル=ワクラの5都市。

試合会場:

試合会場は5都市の8つの競技場のなかで、ドーハに2会場、アッ=ライヤーンに3会場ある。全ての競技場がカタール半島の東海岸側に集中しており、ドーハを中心にした直径60kmの半円に収まる。

アル・ホール(アル・バイト・スタジアム、開場:2021、収容人数:60,000人)

アル・バイト・スタジアムは、Dar Al-Handasahが設計。アラブ世界の遊牧民ベドウィンの伝統的なテント「バイト・アッ・シャアル」をモチーフにしている。ワールドカップ2022終了後の収容人数は32,000席となり、部分的にショッピングモールやスポーツ施設、高級ホテルに改修される。ホテルの部屋からは、フィールドを臨むことができる。

https://www.youtube.com/watch?v=z0LqlJQ9fDs
https://www.youtube.com/watch?v=fyvgkRZK6Qc
https://www.youtube.com/watch?v=djjS-h5hHtw
https://www.youtube.com/watch?v=QdcBZsG_WDc
https://www.youtube.com/watch?v=HTRBbY9ZSOc
https://www.youtube.com/watch?v=aiWzzxE7kiU
https://www.youtube.com/watch?v=QOlMrHMPIew
https://www.youtube.com/watch?v=XmNSDwZV2mM
https://www.youtube.com/watch?v=NHQyMrzAfIM
https://www.youtube.com/watch?v=47LHAxJUPV4

ルサイル(ルサイル・アイコニック・スタジアム、開場:2021、収容人数:80,000人)

ルサイル・アイコニック・スタジアムは、カタール最大のスタジアム。カタールサッカー協会が所有。英国の「Foster + Partners」が設計。大型のスポーツ建築を得意とするアメリカのMANICA Architectureも支援した。アラブ工芸として知られるボウル編みをモチーフにした円形をしている。ルーフ中央は開閉式。壁はダウ船の帆のような仕組みになっている。

https://www.youtube.com/watch?v=lltb9cD3LkA
https://www.youtube.com/watch?v=tZ5eIDj9qxE
https://www.youtube.com/watch?v=GqMU_s05_Uk
https://www.youtube.com/watch?v=14gMlSnk5R0
https://www.youtube.com/watch?v=g0DEMdFwTWY
https://www.youtube.com/watch?v=4_vaoza3_w0
https://www.youtube.com/watch?v=tWYC0BZDCAA

ドーハ(スタジアム974、開場:2021、収容人数:40,000人)

スタジアム974は、Fenwick Iribarren Architectsが設計。「974」はカタールの国際電話番号。ドーハの海岸沿いに位置し、歴史的な港湾地域をモチーフにしている。輸送コンテナを積み重ねたモジュール構造になっており、大会終了後に解体され再利用される。ワールドカップ本大会で初の仮設スタジアム。建設計画では「ラス・アブ・アブード・スタジアム」という呼称だったが、開場時に「スタジアム974」という名称が発表された。

Stadium 974 is ready | Qatar 2022™ | ™استاد ٩٧٤ جاهز | قطر ٢٠٢٢
أصبح استاد كأس العالم FIFA ٢٠٢٢™ الأكثر ابتكاراً جاهزاً الآن!The most innovative FIFA World Cup Qatar 2022™ venue is tou...

ドーハ(アル・トゥマーマ・スタジアム、開場:2021、収容人数:40,000人)

アル・トゥマーマ・スタジアムは、Ibrahim Jaidah Architects & Engineers(IJAE)が設計。ハマド国際空港の近くに位置する。中近東地域の伝統的な帽子タキーヤをモチーフにしている。

https://www.youtube.com/watch?v=z7MvnrfHoUI
https://www.youtube.com/watch?v=iYIifriuZug
https://www.youtube.com/watch?v=AIRGtz-R21Q
https://www.youtube.com/watch?v=8ekK_NiRsyY
https://www.youtube.com/watch?v=5NU9GtKoCwY
https://www.youtube.com/watch?v=PmZFV8TanNo
https://www.youtube.com/watch?v=IcZhMfVIcV4
https://www.youtube.com/watch?v=yOGbCg1_utM
https://www.youtube.com/watch?v=ga-2sc98t6Q
https://www.youtube.com/watch?v=QUXQR3zIbIw
https://www.youtube.com/watch?v=KGvQ2kPVGao

アッ=ライヤーン(アフメド・ビン=アリー・スタジアム、開場:2020、収容人数:44,740人)

アフメド・ビン=アリー・スタジアムは、カタール首長(1960年~1972年)にちなんで命名された。建設当時の2003年は収容人数が21,282人だったが、ワールドカップ2022に向けて倍増。Pattern Designが設計を行い、全面改修を行った。競技場の外側に張られた幕には、試合情報などが映し出される。

https://www.youtube.com/watch?v=mZ-mtbw7J3o
https://www.youtube.com/watch?v=Zc1Br7-BIPU
https://www.youtube.com/watch?v=cySaFg8Q0Wc
https://www.youtube.com/watch?v=yFfQfZa0eCg
https://www.youtube.com/watch?v=k54AS3BJ1-8

アッ=ライヤーン(エデュケーション・シティ・スタジアム、開場:2020、収容人数:45,350人)

エデュケーション・シティ・スタジアムは、Pattern Designが建築設計を担当し、Buro Happoldがエンジニアリング設計を担当。複数の大学のキャンパス内に位置するフットボール競技場。建築資材の2割は植物由来で、GSAS(グローバル・サスティナビリティ・アセスメントシステム)のレーティングは5つ星。ダイヤモンドの形をモチーフにしており「砂漠のダイヤモンド」とも形容される。

https://www.youtube.com/watch?v=Z4pv5r8SHmw
https://www.youtube.com/watch?v=1gx8XEPw_ec
https://www.youtube.com/watch?v=62ayEqR_SzE
https://www.youtube.com/watch?v=qNul_Ri3N8g

アッ=ライヤーン(ハリーファ国際スタジアム、開場:1976、収容人数:40,000人)

ハリーファ国際スタジアムは、カタール代表チームの本拠地。開場当時の1976年は収容人数が20,000人だったが、ワールドカップ2022に向けて改修を行い倍増。設計はDar Al-Handasahによるもの。世界でも非常に珍しい、エアコン付きの開放型スタジアム。冷水を通したパイプで空気を冷やして送風する冷房システムを備えている。

https://www.youtube.com/watch?v=sNKp_Bmj5YY
https://www.youtube.com/watch?v=9_bTY_YH7YE
https://www.youtube.com/watch?v=dloCOTo4c8s
https://www.youtube.com/watch?v=vmVVOKl5mMU
https://www.youtube.com/watch?v=iJz_RXH8-oM

アル=ワクラ(アル・ジャヌーブ・スタジアム、開場:2019、収容人数:40,000人)

アル・ジャヌーブ・スタジアムの収容人数は、建設時の40,000人からワールドカップ2022後に半減させて20,000人。競技場の建設は、新たな都市開発計画の目玉となった。施設内にはスイミングプール、スパ、ショッピングセンターなどもある。

アル・ジャヌーブ・スタジアムは、著名建築家ザハ・ハディッド氏と同氏の建築事務所であるZaha Hadid Architectsが設計した。ポストモダン建築とネオ・フューチャリズムが混在するのが特徴で、ペルシャ湾の真珠漁師が乗る伝統的なダウ船をモチーフにしている。全体の形状は、漁師が日除けとして船体を逆さまにした様子と重なる。特徴的な引き込み式の屋根は、プリーツ加工された生地とワイヤーが用いられている。曲線を用いる流れるような立体感は、いかにもザハ・ハディッド氏の建築らしい表現だ。

https://www.youtube.com/watch?v=P-lTsYtrlPs
https://www.youtube.com/watch?v=MVphs1Wzi2o
https://www.youtube.com/watch?v=82V628ZV2tY
https://www.youtube.com/watch?v=l1I4uLXNg6E
https://www.youtube.com/watch?v=6BAhiEM_Lwk
https://www.youtube.com/watch?v=kcesjO0zLh8
https://www.youtube.com/watch?v=sWI-buG823g
https://www.youtube.com/watch?v=HTsmqYfrT90
https://www.youtube.com/watch?v=NuskqPQmigA

「ワールドカップ2022」本戦に出場する全32チーム

著者:長田拓也 Takuya Nagata. Amazon Profile

小説作家、クリエーター。ブラジルへサッカー留学し、リオデジャネイロにあるCFZ do Rio(Centro de Futebol Zico Sociedade Esportiva)でトレーニングに打ち込む。日本屈指のフットボールクラブ、浦和レッズ(浦和レッドダイヤモンズ)でサッカーを志し、欧州遠征。若くして引退し、単身イングランドに渡り、英国立大学UCAを卒業。スペイン等、欧州各地でジャーナリスト、フットボールコーチ、コンサルタント等、キャリアを積む。クリエーティヴ系やテクノロジー畑にも通じる。社会の発展に寄与するアート・ムーブメント『MINIЯISM』(ミニリズム)とナレッジハブ「The Minimalist」(ザ・ミニマリスト)をローンチ。ダイバーシティと平等な社会参加の精神を促進する世界初のコンペティティヴな混合フットボール「プロプルシヴ・フットボール」(プロボール)の創設者。『Football Game Sphere』(フットボール・ゲーム・スフィア)でも執筆。
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